語る・音楽編



挿入歌・キャラクターソング

どの作品でも、結構音楽を取り入れます。
…といってもMIDIが鳴ったりするのではありません。
頭の中で勝手鳴る・もしくは書いている時に鳴っている音楽が、
作品の中で流れます。流れさせてください。問題あったらごめんなさい。
けれど、作品中では曲名は出さないように心がけましたので、此処で「実はこの曲でした」的に紹介します。
…まぁ普通に考えて、この時代に彼女達がその曲を好きな可能性は低いです。
なんたって、この遊園地は2015年〜が舞台なので、今現在の最新J-popですら、10年前の曲になってしまうのですから。
まぁそのへんはご愛嬌。だって10年後に出る曲なんてわかんないもん。

●7話 夜衣子のテーマソング
>「私、しばらくは『悲しいKiss』状態になりますから!それじゃっ。」
というわけで、DREAMS COME TRUEの「悲しいKiss」。
片想いの女の子が、別れの日、愛する人に最初で最後のキスを貰う歌。
もらうのですが、「こんな悲しいKissなら2度といらない」という、
悲しい曲です。こういうシチュエーションってとても限定的なので、使ってみたかった。
悲しいKissという曲が先にあって、それになぞらえてストーリー展開させたのかもしれません。
そんな記憶が無きにしも非ず。

●7話 紗理奈の曲紹介
>「よし、特別に紗理奈ちゃんが良い曲を紹介してあげよう!」
悲しいKissに続く曲を紗理奈ちゃんが夜衣子ちゃんに紹介します。
その1.ぴったりしたいXmas/プッチモニ
イマドキの女の子の「軽い恋愛しようぜ!」っていう曲。私も夜衣子ちゃんも、このノリは理解できません。
その2.モンキーガール 豪華客船の旅/DREAMS COME TRUE
「沈没船のモンキーガール」という失恋ソングから続く曲です。
新しい恋に襲われてしまいます。これは夜衣子ちゃんにもピッタリで、まぁ実際そうなってしまうわけで。新しい旅が始まってしまうわけで。うーん、良かったね、夜衣子ちゃん♪
これは、後に10話で、夜衣子と紗理奈の再会の時、紗理奈が唐突に歌いだすやつです。
「…襲われてみる?」 …という殺し文句は個人的にスキですな。

●15話〜 紀子のお気に入り。
> ピーピ〜ピ〜ピ〜リリリ〜♪
と、この曲が最初に登場するのはここ。実はこの曲、三度に渡って登場する、紀子ちゃん超お気に入りの曲らしいのです。
>「――あれ、この曲?」
と、車のCDから流れてくる曲。
因みにこの紀子ちゃんの車のCDなんですが、この曲と後述の曲が一緒に入ってる時点でオリジナル編集のCD−Rとしか思えませんが、実はチェンジャーでランダム再生とか(笑)
>「あはは、ラブラブな二人に妬けてきたところで、紀子ちゃん歌いま〜す!!」
着メロ・CD・そして最後は本人熱唱。
何の曲かと言うと、the brilliant greenの「There will be love there〜愛のある場所〜」です。
有名な曲なので、ご存知かも。紀子ちゃんにしてはちょっと意外な感じなんですが、この曲は紀子のキャラソンであり、そして彼女の叔母にあたる悠祈純さんのキャラソンでもあります。
故に、二世代に渡ってしまうと、妙に思い入れが(笑)
あたたかい感じの、優しい曲。私自身この曲が大好きだったりします。

●15話 紀子のCDより
>「―――君が望むのなら、痛みすら、厭わない。」
という、馨ちゃんが喋るとエロさバリバリなこの歌詞。
>「精神的Mの曲。…君が望むのなら、未来すら、捨ててもいい。」
という、紀子ちゃんが喋るといまいち似合わないこの歌詞。
これは、茂木ミユキさんの「Salve」という曲。
因みに「精神的Mの曲」というコメントは、アーティストご本人が公式サイトで書いていた曲説明。
二人の会話にあるように、言葉がとてもエロく、でも儚く、切ない曲。
メロディがキレイでオススメ。
あ、因みにこの曲は加護朱雀ちゃんのキャラソン。歌われちゃってます。

●18話 カラオケボックス・安曇ちゃん涙ながらに熱唱
>「ハイ!次!岩崎安曇!片想い歌いまぁ〜す!!」
と、安曇ちゃんが熱唱したのは、柴田淳さんの「片想い」。
「私から、あなたを好きな気持ち奪わないで」という、もうなんか、片想い〜な曲。
一方的な愛は切ないですなぁ。

●18話 カラオケボックス・柚お気に入りナンバー
>「♪あの時 あたしが欲しかった物は 間違いなく あなた、でした。」
初めて柚が歌声を披露した曲。柚の元祖キャラソンでもあります。
これは、speenaの「ジレンマ」という曲。
キャラソンに認定した時は違和感があったんですが、今瞳子ちゃんを愛する柚ちゃんにはぴったりな曲かもしれないけれど、あなたでした、と過去形なので、正しく当てはまったりはしません。
うーん、まぁ柚のイメージ的に合うかなぁ、と。
で、個人的にこの曲大好きだったりするのもあり。

●18話 カラオケボックス・夕ちゃんの大人っぽい曲。
>夕ちゃんが大人っぽい曲を歌っているのを眺めたりしていると、
とまぁ描写にしか使われませんが、これはラブサイケデリコの「Last smile」。
夕のキャラソンだから歌ってました。それだけです。

●18話 カラオケボックス・弥果ちゃんにゅ。
>弥果ちゃんの歌うやたらラブリーな曲(にゅ口調)を聞きつつも、
これも描写だけですが、(にゅ口調)に反応した人は多い?そんなことない?
これは何を隠そう、アニソンです。しかもアニソンのキャラソンです。
デジキャラットのぷちこの「Baby?Lady?」という曲。
弥果ちゃんのキャラソンです。ってかこんなマニアックな曲、カラオケに入ってないだろ。

●18話 カラオケボックス・柚熱唱
>私は熱唱した!のです!
あの柚ちゃんがビックリマークまでつけて言う曲。
これはfra-foaの「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。」という曲。
熱唱しないと歌えません。
これはメッセージ性の強い曲で、私がとことん好きなのもあるし、柚の少しぎくしゃくした心を上手く表せている曲でもあります。そして柚ちゃんのキャラソンなのです。





キャラクターソング

15girlsモノでは、キャラソンを持っていない子はいません!
2では、前期編と後期編の二枚のアルバム。一人2曲ずつです。
前期編は遊園地でのキャラソン、キャラクター自身のイメージソング。
後期編は遊園地から出た後のキャラソン、キャラクターの思想に沿った歌。

前期編
●神泉柚
speenaの「ジレンマ」。
先ほども書きましたが、歌詞の内容よりも、曲の雰囲気と柚との一致。

●嶺夜衣子
DREAMS COME TRUEの「思い出は胸に秘めたまま」。
何を隠そう、“「思い出は胸に秘めたまま」的少女”ということでキャラが作成されてます(笑)
のワリには、あんまり沿えてないけど。
卒業式に憧れの先輩と写真を一緒に撮ってもらって、社会人になったその先輩と道で会うけれど、先輩は私を覚えていないだろうから、私も何も言わずすれ違おう、というストーリー性のある曲です。この初々しい感じがスキです。

●岩崎安曇
DREAMS COME TRUEの「Ring!Ring!Ring!」。
実は安曇ちゃんも“「Ring Ring Ring」的少女”というキャラ作成。
好きじゃないけど実は好き?な男友達に誘われて、はりきって自転車こいでいっちゃう曲。
女の子の暴走っぷりが現れてて好き。けっこう安曇は「Ring Ring Ring」的少女だと思われます。

●赤倉玲
浜崎あゆみサンの「Fly High」。
ぶっちゃけ、玲に合う曲がないので、このへんで、みたいな。
ついでにリミックス版で、ガンガン行く系?
曲とキャラの雰囲気だけ合ってるかな、と。

●戸谷紗理奈
ヒステリックブルーの「春〜spring〜」。
この時点で紗理奈はふにふに系の性格しか形成されてなかったので、その時点で合ってない。
かといって仮面の下の紗理奈にも合わない。あの子はそんな青春する子じゃないだろ(笑)
まぁ曲のテンポとか、そういうのは紗理奈っぽいかな、とも思う。

●宮本マリア
竹内まりあサンの「真夜中のナイチンゲール」。
正直に言いましょう。ナイチンゲール=看護婦。だけ。それだけです。
でも、大人っぽい雰囲気が合ってます。歌詞もマリアさんっぽいし。
(ナイチンゲール=)看護婦=マリアっていう公式があるから、かも。

●横溝夕
ラブサイケデリコの「Last smile」。
この時の夕は狂気的な感じしかなかったので、狂気的な曲?そんなの無いぞ?
雰囲気的には結構一致して良い感じ。

●悠祈紀子
中澤裕子サンの「赤い日記帳」。
紀子さんは基本的にギャグキャラちっくなので、熱烈なラブソングをギャグに変える女。
真面目な曲なんですけど、なんか紀子に当てはめるとギャグだなぁ。
「他に好きな人ができたのですか? 日記には書けるのに聞けません。」とか紀子が言うとギャグなんだ。

●松雪馨
the brilliant greenの「BEY! MY! BOY!」。
とりあえず大人っぽくて恋愛上手的な曲を探したワケで、これ。
さらば!愛した男!…って感じは、馨さんならイケるなぁとか思ったり。

●名村花月
the brilliant greenの「愛の・愛の星」。
爽やかな女の子のラブソング。結構合ってます。
雰囲気的にグット。

●林原弥果
ぷちこの「Baby?Lady?」。
「気持ちはもう大人だにゅ」。っていうか年齢的にも大人なはず。
でも、なんか弥果ちゃんらしくていいなぁ。大人ぶってるけど子供な曲。
ぷちこの可愛い声が弥果ちゃんちっく〜。

●加護朱雀
birdサンの「flow」。
朱雀ちゃんは当時は暗くて素顔隠してる系だったので、暗めな曲。
雰囲気的にはあってるかもしれないけど、ちょっとかっこよすぎ?

●棚次瞳子
松たか子サンの「夢のしずく」。
これはバッチリ!これほどマッチしてるキャラソンは少ない。
「愛よりも恋よりも早く あなたに出逢ったいたずらが 私の全てを変えていく 恋に落ちていく」。
もう、この最初のフレーズが既にバッチリ。柚に惹かれていく瞳子を表してます。
松たか子さんの歌の全体的な雰囲気が、普通の女の子の恋愛って感じなので、歌手とキャラの雰囲気が被るのもあるのかな。

●姫野忍
浜崎あゆみサンの「M」。
…後から考えるとすごいなぁ。多分この時はまだマリアさんとラブラブじゃなかったはず。
曲の内容よりも「マリア」という曲自体のテーマが見事ではないですか。
浜崎あゆみと姫野さんは合ってないんだけどね。

●荊梨花
中谷美紀サンの「クロニック・ラヴ」。
雰囲気的に合ってるんだけど、後から考えると「ケイゾク」の主題歌なので、荊さんのお仕事と共通してるから、か?それでか!?
まぁいい。許す。(何様)



後期編
●戸谷紗理奈
小日向しえサンの「星のタトゥー」。
「チューしてあげましょうか?お代は頂きます♪」とか「誰とでも寝る女、好きかって言ってよ。」とか、色々と暴走しまくってる曲。聴き様によっては、下品な女の子っぽい曲かも。
「それでも寂しくなったら嘘泣きするかも。見逃してね。黙って抱いて。」という歌詞が紗理奈っぽくて良いです。この曲は後期から暴走を始めた紗理奈にピッタリな曲だと思われます。

●嶺夜衣子
矢井田瞳サンの「虹のドライブ」。
失恋後、「僕じゃだめかな、もう泣かないで。ってそっと、誘い出してくれた。」と、手を差し伸べてくれる人が出現し、戸惑いながら、その人と共に歩き出していく曲。そしてその人と「あの虹まで風鳴らして」、ドライブに行くのです。
花月さんのことを引きずってる夜衣子ちゃんの前に現れた紗理奈、そしてBMW。実にステキ。

●赤倉玲
浜崎あゆみサンの「AUDIENCE」。
これもRIMIX VERSION。相変わらず玲に合う曲がないので、またトランス風でガンガンいっちゃえ?みたいな。なんて適当な。玲は後期は、かなり悪役風で心情描写も少なかったので、ますます合う曲が少なかったのですよ。
「君たちが、ボクの誇り。」という歌詞が、ちょっと良い感じかも。

●岩崎安曇
Chiakiサンの「乙女」。
恋した女の子の複雑な心情を歌う可愛い曲。「この先どんどんあなたを好きになる。と、同時に切ない思い味わうのね。スピードに乗って。」みたいな、初々しい恋愛の加速していく様がなんとも可愛い。
玲に夢中な安曇の幼い恋が上手い感じに出てるのです♪

●松雪馨
真行寺恵里サンの「IM MY DREAM」。
これはアニソンになるのですが、あんまりアニソンっぽくないです。大人の切ない片想いって感じの曲。「挑発されたい。刺激的に情熱的にね。」「IM MY DREAM 赤い薔薇の花 部屋中にいっぱい敷き詰めて シルクのベッドで愛し合おう。」という曲なんですけど、超切なくない!?現実で叶わぬ恋だからこそってやつですよ!
紀子は馨ちゃんにこんな想いをさせているワケですよ。くー、酷い女めっ!

●悠祈紀子
the brilliant greenの「There will be love there〜愛のある場所〜」。
前述の、紀子ちゃん超お気に入りの曲でもあるのです。この曲は、ちょっと漠然としたラブソングなのですけど、「輝く唯一の光を探して 走り出そう そしてその場所で 愛する一人のために生きていきたい。」と、最終的にはこんな感じで締め括られています。
大人の女のあたたかい雰囲気、珍しくちょっぴり真面目な紀子さんの思想がどことなく滲み出てるかな、とか思ったりするワケです。

●加護朱雀
茂木ミユキさんの「Salve」。
前述の通り、精神的Mの曲。朱雀ちゃんはある意味精神的Mだよなぁ、とか思ったり。
「君が望むのなら、未来すら、捨ててもいい。」くらい、紀子ちゃんのためなら言っちゃいそうな勢いですよ、朱雀ちゃんは。少し歪んだ形ではありますが、底の無い愛がとめどなく溢れる曲なのです。いわゆる盲目的なラブ。聴いてて恥ずかしくなります。

●名村花月
中島美嘉サンの「愛してる」。
どこまでもどこまでも直球に。この曲は、簡単に言うと「愛してる」連呼。ひたすら直球勝負。
「大事なことはあなたが好きで 私を好きかどうかはいいの。」なんて、花月ちゃんてば偉い。
テーマがはっきりしている曲なので、花月さんの気持ちにスーっと同化する感じがグットです。

●荊梨花
椎名林檎サンの「あおぞら」。
両想い風ではないのですが、荊さんちっくな大人の落ち着いた雰囲気がステキ。
「この世で一番輝いてる人は努力しているって教えてくれたね。ねぇ見ている?ほら 星が光ってるのを 明日は心も空も素敵な青。」なんて、なんだか良いではないですか。

●宮本マリア
fra-foaの「green day」。
少し切ない感じの曲なのです。だけど「一つだけ この胸にある「 」を信じてゆこう。」と最終的には締め括られるワケで。「 」の部分は歌詞は空白になってますが“愛”と歌っているのです。
「言葉よりも事実よりも 今 ここにいるあなたが好きなの」。そういう、真っ直ぐに簡潔に、そして優しく歌うfra-foaのチサコさんの声があたたかくて良いのです。

●姫野忍
fra-foaの「小さなひかり。」。
この曲は、前記の「green day」と、どことなく似た雰囲気の曲。二人の共通した想いを考え、敢えて似た雰囲気の曲を選んでみたのです。
あたたかい青空とやわらかく吹く風。そんな情景の中。「そっと髪を撫でるあなたが、いた。小さくひかりが 見えた。」と、最後に歌う言葉に惹かれた。

●林原弥果
深田恭子サンの「キミノヒトミニコイシテル」。
明るくてラブリーな曲。「マメミムメモマメミムメモ マメミムマジカルビーム★目と目が合い 見つめあって 魔法にかかるの。」という、茶目っ気たっぷりな曲調が弥果ちゃんっぽいかな、とか思ったりします。

●棚次夕子
Do As Infinityの「あいのうた」。
旅立つ人へと贈る明るい別れの曲、って感じかな。弥果ちゃんとの云々は置いといて、この曲は姉である瞳子へ送る歌です。
「今度会える日まで 約束はないけど でもね、それはそれで 大切なことです。」「いっぱい泣いたりもして やっと笑顔の意味が わかるようになれば 怖いものなしだ。」と、前に比べて、そんな明るい考えを出来るようになった成長した夕の姿。「いつもどんなときも 君の笑顔見せて だってそれが僕の宝物なんです。」という歌詞に、そこはかとなく残る姉への想いを香らせたりなんかして。「さぁ 此処から新たなスタートだ!」というわけで、夕ちゃん頑張れ!

●棚次瞳子
fra-foaの「light of sorrow」。
「行くあてのないあなたは いつか 消えそうで怖かった もし 何も見出せないのなら どうか あたしのために生きて。」と、瞳子の切ない愛情を押し込めた曲、かな。
「もう 何も言わなくていいの ここに あなたがいるだけで」「だから今 ぎゅっと抱いてたいの」。
眠っていた柚への想いと、痛み。少し悲しい、でも優しいラブソング、なのです。

●神泉柚
fra-foaの「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。」。
生きることが少しだけ下手だけど、でも生きていく、柚の想いと重なる曲。
「僕の心は「何か」が欠けているから 無意識に人を傷つけてしまうんだ」。
「でも こんな僕にもまだ誰かの心に強く 刻める「何か」が与えられてるとしたら」。
「神サマのくれたこの体使って 生きてるこの喜びを歌うんだ あの空の青さや 太陽の温かさ 揺らめく木々の葉 こぼれる、光。」。
「いつかは消えるのなら 「生きている」愛しさや 悲しみや辛さまで 受け止めるんだ」。
「僕はここにいるよ ちゃんと感じて、いるよ?」。
「誰かがこのちっぽけな僕を求めてくれたら 僕はもう、それでいいよ
 君に会いに行こう。」
説明なんて出来ないけど、こんな歌詞の一つ一つにある想いが、柚の想い、なの、です。












back to あとがき


back to top