幸坂綾女
頭の中の神様を信じ、殺人を犯した女性。その設定からしていっちゃってる感じですが、そんな彼女の経歴を簡単にまとめてみましょう。
綾女さんは比較的大人しい性格、幼い頃からあまり自分の気持ちを口にすることはなかったようです。友達もそんなに多い方ではなく、一人で読書をしたり、そんな時間を多く過ごしてきました。
家はそれなりに裕福な家庭であり、彼女自身も頭が良かったため、中学・高校時代には名門とも言われるミッション系の女子校に通っていました。某マリみての某リリアンみたいなとこです。
この時に神の教え云々を聞かされてきたことが、後になって、彼女自身の神を生み出すきっかけになったのでしょう。どっかのファイルに思春期の頃に神の啓示を受けたとありますが、おそらく高校一年生ぐらいの頃だと思われます。というかどっかに具体的な時期を書いたような気がしなくもないんですが、うーん、見つけたら訂正します(コラ)
しかし実際のところ、神というのは人間の心に住まうもの。彼女自身、薄々気付いていたのでしょうが、彼女の言う神とは、やはり彼女自身が勝手に生み出したものに過ぎないのです。
病的とも言えるでしょう。突然、破壊を唆す神、という形で自己概念が固定されてしまったのですから。その発症は、日頃の鬱憤やストレスの蓄積が原因だと思います。彼女は非常に真面目な女性でしたから、ストレスの解消法も知らずに、順応して生きてきたのでしょう。
破壊衝動に駆られ、しかし理性的な彼女はそのような本能的なものを受け入れなかった。それゆえに彼女は責任を自分の中に住まう神に押し付けた。そうして「神の所為」で過ちを繰り返したのです。
孤独な女性でした。美貌は備えていた、だから言い寄る異性も多かった。けれどそれは彼女の本質ではなく外見に惹かれて近づいたに過ぎず、彼女の心に触れようとする人物はいなかった。彼女自身、他人に対して頑なな節がありました。おそらくそんな人格形成には幼い頃の教育などが関わっているのでしょう。
神崎美雨とも似たような少女時代を過ごしてきたのかもしれません。その結果が愛情不信という、病にも似た人格です。神は絶対的人物。彼女は神こそを愛していた。全てを司る神。その神に敵うものなど存在しない。つまり自分に敵うものなど存在しない。そんな概念を壊したのが、神崎美雨でした。
神崎美雨は圧倒的に強かった。幸坂自身に過ぎない神など遥かに凌駕していた。神を超えた人物ゆえに惹かれた。自分を司るのは神以上の、神崎なのではないか、と。
その後は作中に出てくる通りです。神崎が「真実を求めるため」の一環として幸坂に接し、そして殺めた。そんな幸坂綾女の最期がハッピーエンドだったかどうかと言えば微妙ですが、幸坂自身は幸せだったのです。愛する者に殺められることで、神という鎖から解き放たれたのですから。
……というわけで一発目からディープなキャラ考察でした。裏話とは違うかもですね(笑)
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